太田さんの小説『笑って人類!』を読んだ。
これまでの小説も読んでいるし、長編ということで期待もあり読む気満々ではあったものの少し時間が経ってしまった。
とはいえ、読み始めると面白すぎて太田さんがおっしゃるとおり一気に読み終えた。
当初映画のために書かれただけあって、派手なストーリー展開をエンタメとして単純に楽しみながら、キラキラとした太田さんの信念に憧れる。
魅力的なキャラクターも多い。
僕はずっとアンが一番好きだったので、最後の展開には痺れた。
だからこそ、アンドロイドも人間もあくまで人間の感受性の問題という話に納得感があり、拍手を送りたい気持ちになる。
このことは赤ちゃんの周りにはその気持ちを理解しようとする人があふれており、言葉を話せなくてもコミュニケーション能力が高いという話とも通ずる気がする。
純粋無垢とも思える信念が世界を動かすのは物語として夢がある。
それを描くためにきれいごとではない現実の部分もほどよく盛り込まれる。
それによって、現実を知らないから純粋無垢なのではなく、現実を知ってなお純粋無垢であると分かり、また憧れる。
映画にもなってほしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿